思いを伝え続けるということ

ホームページやブログも一新し

「初心に帰る」という意味を込めて、今日も引き続き昔の生徒たちの話をしたいと思います。

約9年前に寺子屋アカデミーを立ち上げてからすぐに生徒が
入ってきたわけではありませんでした。

皆様ご存知の通り、ここ香椎は数多くの学習塾が乱立する激戦区でもあり、この9年間でも幾つかの塾が誕生してはなくなっていきました。

学習塾の対象生徒は「子供」ということも相まって、他の業種とは異なる特殊性からか、新しくできた名の知れぬ個人塾は本当に集客に苦労します。

もちろん授業料を格安にすればそれなりに生徒は集まるのかもしれませんが、それではいつか経営が破綻してしまいます。既存の大手塾では手の届かない箇所を丁寧に見極めて、ターゲットを絞って集客する必要があるのです。
 
 

僕はこの塾を立ち上げる前は、福岡で誰もが知っているような大手の学習塾で働いていました。受け持っていた授業も数多く、中学生全学年の数学、高校生全学年の英語、小学生全科目を担当。どれも集団授業です。福岡市内の各校を行き来しながら日々生徒たちと向き合ってきました。

やりがいも感じ毎日充実した日々を過ごしていたのですがただ、どうしても気になることがひとつありました。

当時一学年でクラスは成績順に三つに分かれていまして僕は満遍なく受け持っていたのですが、一番下のレベルのクラスに対しては先生方の気持ちの入れ方が薄いことを感じていたのです。

彼らは勉強が苦手な子供たちなので、教える側も一苦労します。上位クラスのように素直に要望を聞き入れてくれる子はほとんどいなくて、何か指示するごとに、理由を付けては反発するのです。彼らに対して授業を進めるには、こちら側も創意工夫と忍耐力を持ち続け、そして何より相手を信じる気持ちが必要になってきます。

それでも僕には一つの信念がありました。
 
それは、彼らは自分が「納得」さえすれば頑張ることができるんだということです。どうして勉強しなければならないのか。この問題はどうしてこの解法なのか。どうして今頑張る必要があるのか。

これらを丁寧に分かりやすく、根気強く伝えることで、彼らの心に火がつく瞬間があるのです。

ただこれは本当に気力体力が必要になる作業ですので、多くの先生方は敬遠しがちになるのです。それは本当に分かります。
 
それでも僕は

授業中にほとんど話を聞くことなく窓の外を眺める生徒や

テスト中に自分の名前を書き終えると鉛筆を置き、そのままうつ伏せになってチャイムが鳴るのを待つ生徒達を放っておくことができませんでした。

 
 

そしてその後紆余曲折はありますが一大決心して、大手の塾ではサービスが行き届かない彼らをターゲットに塾を立ち上げたのです。

自分なりに頑張っているのになかなか成績が伸びなかったり、塾や学校でもついていくことができずに一人苦しみを抱いている生徒は必ずここ香椎にも沢山いる。そう確信していました。

あとはその彼らに伝わるような言葉を紡ぎだしてブログやホームページチラシ広告などを使いメッセージを発信し続けたのでした。

あなたも誰かに思いを伝えたいのであれば、なんらかの形でメッセージを伝えたらいいと思います。別に事業や仕事でなくともプライベートでも同じことです。

ポイントは二つあります。

 
一つ目は「正直に思いを込めて」

二つ目は「伝え続けること」
 

あなたの思いはどこかで誰かが耳を澄まして聞いています。そしてどこかのタイミングで心の琴線に触れた瞬間返事が返ってくるものなのです。

僕はそう信じています。

 
 

今日も寺子屋では生徒たちが一生懸命勉強しています。一人一人の抱える思いは様々ですがこの空間では心を「勉強」一つに焦点を絞り、みな集中して取り組んでいます。

でもそれは勉強するこそれ自体が目的ではありません。

勉強して頑張る力を身につけること。知らない知識に出会い思考をめぐらせ、知恵を身につけること。彼らが将来自分らしく輝いて生きていくための手段としての勉強であるからこそ頑張っているのです。

そして僕や寺子屋講師陣は彼らにいい続けます。

「やればできる。かならずできる。」

これまでの寺子屋の歴史を心に刻みつつ、彼らの背中を押しながら未来を応援しているのです。

 
 

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