彼らが大人になった時

寺子屋アカデミーには

定期考査近くになると毎回塾にやってきて、自習をしたり希望の科目を受講する高校生が何人かいます。寺子屋の生徒の多くは中学生で、高校生は学校自体が忙しくもあり中学卒業と同時に塾を去る生徒も多いのが現状です。しかしそのまま継続して通ってくる生徒たちも毎年何人かでてきます。

私は高校生の受講スタイルはある程度自由にさせています。通常通り週に何回か通うスタイルだけでなく、テスト前に一気に5コマや10コマ受講するスタイルや、夏期講習や春講習などの講習会のみ参加して苦手科目に取り組む生徒たちもいます。

小学生や中学生と違い、大人としての意識が芽生えだした彼らだからこそ、僕はある程度の自主性を認め尊重しているのです。

先日も小学6年生の時から寺子屋に通っているH君が塾にやってきて自習をしていました。彼との付き合いは5年目です。会うたびに成長する彼の姿にいつも驚かされます。まず僕にしっかりと挨拶ができるようになり、僕が聞かなくても自分から近況を報告してくれるその様子を見ていて、彼の成長を感じずにはいられませんでした。

塾の仕事は生徒たちの成長を間近で見ることができる稀有な仕事です。例えば小学生から寺子屋に通いだして週2回のペースで毎週会い、数年後に旅立っていく。ともに過ごした時間はもしかしたら家族よりも長いかもしれないのです。その間いつの間にか礼儀をわきまえ、気を使えるようになり、僕の背を追い抜いたりしてるのです。

先日も、小学6年生の夏に寺子屋に入ってきて現在中学3年生になる子と話していて、考え方や話し方、言葉の選び方がまるで違ってきてることに気付きました。

「随分成長したなあ。何か意識して学んでるの?」

そうたずねると

「いやあ〜、寺子屋に通ってるからですよ」

なんて切り返しも随分大人びてるし。

 
 
子供達が心身ともに成長するその近くにいて接する大人として、自分も彼らと同じくらい、いやそれよりも速いペースで成長しなければ彼らが満足する授業が提供できないと感じています。だからこそ塾長の僕自身も日々勉強し、身体を鍛え、感性を磨いているのです。

いつか彼らが大人になって再会したとき、かつての自分と変わらない姿で彼らに会いたいと思っているのです。

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